東京大学産学連携プロポーザル

好中球を介した腎がん肺転移メカニズムの解明

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研究内容

進行した腎がんでは、腎がん細胞は腫瘍内在性炎症を引き起こして好中球を活性化し、好中球の助けを得て肺に転移することが明らかになった。

腫瘍内在性炎症のメカニズムとして、スーパーエンハンサー形成などのエピゲノム制御機構によって、ケモカインが強力につくられていることが一因となることを見出した。

BET 阻害剤によりスーパーエンハンサーの活性を減弱させることで、腎がん細胞の肺転移が抑制されたことから、この薬剤が腎がんの新たな分子標的治療薬として期待される。

同所性移植モデルを用いることによって、進行腎がんにおける腫瘍内在性炎症とその転移促進 作用を明らかにしました。また腫瘍内在性炎症を制御するエピゲノム機構をターゲットとした新たな治療法を提案しました。

公開日 / 更新日

  • 2021年11月20日

識別番号

  • No. 00030-03

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公開日 / 更新日

  • 2021年11月20日

識別番号

  • No. 00030-03