新しい宇宙システム創成のための手作り超小型衛星の開発とその応用
カテゴリー
- 機械
- 情報・通信
- 航空・宇宙
SDGs
研究内容
この研究室では、超小型衛星バス及び画像取得システムの技術を開発し、2003年には世界最小の衛星CubeSatを軌道上に打ち上げ、それ以降、地球観測(6m分解能など)、通信(地上からの弱電波受信)、宇宙科学探査、海外の教育支援衛星など合計13機の超小型衛星の打ち上げ運用に成功し、軌道上でその性能と寿命を実証してきた。ベンチャーの起業、数社のベンチャーとの連携を通して、超小型衛星の資金調達、研究開発、ミッション達成、利用開拓などを行うエコシステムを構築しつつある。あわせて、今後の超小型衛星において重要なコンポーネントを、中小企業をはじめとする民間企業等との連携で開発している。また、衛星の自律化・知能化や衛星開発の迅速化・低コスト化を目指した人工知能の適用やシステムズエンジニアリングの研究も行っている。
世界初の1㎏衛星CubeSat XI-IV(左), 2号機XI-Vの内部(右)
© 東京大学中須賀船瀬研究室
2014年打ち上げの地球観測衛星「ほどよし3号(左)」「ほどよし4号(右)」
© 東京大学中須賀船瀬研究室
ほどよし4号で撮影した6m分解能の地上の写真(2014年)
© 東京大学中須賀船瀬研究室
2020年~2022年に開発中の高機能汎用型6U衛星
© 東京大学中須賀船瀬研究室
連携への希望
超小型衛星を利用したビジネスを展開したいと考える企業、利用法に関するおぼろげなアイデアはあるが、どう進めればわからない企業、衛星に使えそうな技術やその他宇宙システム向けの技術を保有している企業等との共同研究に向けての検討を行いたい。
関連情報
詳細についてはHPを参照のこと。
http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp
また、大学・高専の学生による手作り衛星・ロケットなどの実践的な宇宙工学活動を支援することを目的としたNPO法人を主宰しているのでHPを参照されたい。
http://www.unisec.jp
公開日 / 更新日
- 2021年12月24日
識別番号
- No. 00225-01