高橋 佑弥大学院工学系研究科 社会基盤学専攻
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指導
研究会
講演
現在主にコンクリート構造物の劣化に関する研究を行っている。コンクリートの中では絶えず化学反応が進んでおり、数年から数十年にわたって強度が増進し続けるが、一方で場合によっては膨張性物質が内部で生成され、コンクリートにひび割れが生じることもある。そこで既にある構造物がどれだけ設計時の性能を残しているのか、構造物をいつまで使うことができるのかという疑問に答えるために、劣化の未来予測を行うことが求められる。このような問題に対して、数値解析と実験・現地調査を用いて取り組んでいる。この研究グループでは、数ナノ~マイクロメートルスケールの分子や結晶/非結晶挙動をモデル化し、数メートルレベルまでスケールアップすることで、上記の膨張性のコンクリート劣化を含む様々な条件・環境の構造物挙動を取り扱うことの可能な数値解析システムを開発してきました。様々な実験を行って得られた最新の知見を随時モデル化して取り込むなどしながら、インフラ構造物の長寿命化・適切な維持管理のためのコンクリート構造物の挙動予測に取り組んでいる。このような研究に関心のある企業との連携を希望する。
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