シティズンシップ(市民性)教育の開発と支援
小玉 重夫大学院教育学研究科 総合教育科学専攻
グローバル化の進展、官主導から市民主導へのシフトのなかで、社会の構造が大きく転換し、この新しい社会を担う能動的市民を育成するシティズンシップ教育が強く求められている。裁判員制度の導入をはじめとする司法制度改革、成年年齢や選挙権年齢の引き下げに関する議論なども進み、司法や政治、社会に参加する市民の育成は急務の課題となっている。また、そのような状況を受けて、2013年3月には、シティズンシップ教育に取り組む団体や個人をつなぐネットワーク組織として、日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)が発足した(詳しくは、下記「関連情報JのCEFウェブサイトを参照)。 この研究室では、そのような現状をふまえながら、上記J-CEFをはじめとする諸団体や学校現場と協働して、シティズンシップ教育の開発と支援に関わっている。