光で細胞内の酵素のはたらきを自在に操作する手法の開発
小澤 岳昌大学院理学系研究科 化学専攻
ヒトのインスリン代謝などに関係するタンパク質リン酸化酵素Aktの酵素活性を、光照射により分単位で操る手法を開発し、Akt活性の時間的な変動パターンが細胞応答を制御する新規メカニズムが存在することを証明した。 人工の光感受性Aktと数理モデルを組み合わせ、世界で初めて細胞内のAkt活性の時間的な変動パターンを自在に操作することを可能とした。