レーザスキャナによる計測データ処理プラットフォームの開発と応用
稗方 和夫大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻
製造業における部品の工作精度の評価には、形状計測が可能な非接触3次元計測機であるレーザスキャナの利用が考えられる。レーザスキャナは近年目覚しく性能が向上しており、短時間で測定対象物を高密度に計測することが可能となった。高密度の計測データ(点群データ)からは連続曲面を緻密に再現することも可能である。 一方で、点群データの汎用のビューワ、エディタは充実しつつあるが、個別の工程に特化してエンジニアリングの観点から有用な情報を効率的に取り出すことは依然困難である。