室内音響調整のための音響部材設計と音場解析評価
佐久間 哲哉大学院工学系研究科 建築学専攻
室内音環境を物理的に制御するために、吸音・反射・拡散特性を持つ音響部材が用いられる。たとえば、音響設計が非常に重要なコンサートホールなどでは、側壁や後壁に設けた拡散体や天井の反射板などを用いて、音響調整が行われる例が多い。この時、拡散体や吸音材などの音響仕上げ材料の効果的な設計と室内音響特性の解析、計測、評価が重要となる。