特殊環境における粘性測定と粘性標準構築への取り組み
酒井 啓司生産技術研究所 基礎系部門
当研究室では超精密な粘性測定手法の開発を行っている。世界の計量が量子標準に統一されようとしている現在においてもまだ粘性の標準は「水と毛細管」である。我々は独自の粘性測定手法である磁気浮上型EMS(Electro-Magnetically Spinning)法により、純水の1/100,000の低粘性を測定することに成功している。