コンピューターのスクロールを効率化する技術の応用~移動速度に応じて自動的に拡大縮小倍率を変化させる手法の応用~
五十嵐 健夫大学院情報理工学系研究科 創造情報学専攻
この研究室では、コンピュータ科学におけるユーザーインターフェースやコンピュータグラフィックスの研究を行っている。コンピューターを用いて作業する場合、しばしば画面をスクロールする必要が生じ、適切な画面を表示させることに手間取ることもまれではなく、作業効率の低下の原因となっている。ここでは、マウスで画面をつかみ、急に動かした場合は自動的にズームアウトして大きく移動し、移動速度を落とすと比例してズームインすることにより細かな移動が容易となるように、速度と縮尺を関連づける手法を開発した。